スカーフドガス＋カビゴン

s10お疲れさまでした。今季も中途半端な順位で終わり構築も煮詰まり切らなかったので軸についてのみ書きます。

使用経緯

トップメタであるパッチラゴンやウーラオス、マリルリやアシレーヌに対してタイプ上有利であるマタドガスに注目しました。高火力ポケモンに対して受けに回る動きをしたくなかったこと、環境に鋼が少ないためダイアシッドでcを上げながら全抜きを狙う動きが強いと思ったことからスカーフ型での採用。しかしマタドガスというポケモンはc85という貧弱な数値であり、無策にダイマックスを切ったとしても全抜きは不可能なのでサイクルを回しながら展開するために残飯欠伸カビゴンを採用。カビゴンの苦手なウーラオスに対してはマタドガスが、マタドガスの苦手な特殊に対してはカビゴンが強く出れるため多くの並びに対して優位に立ちまわることが出来た。基本選出のラストには、上記の2体が不利を取るギルガルドに強いこと、マタドガスに対してダイマックスを切る動きが多くなるとため非ダイマでパワーの出せるポケモンが欲しかったため鉢巻悪ウーラオスを採用。＠3が纏まりきらずにタイムアップ。

個別紹介

Gマタドガス
特性:化学変化ガス
持ち物:拘りスカーフ
性格:臆病
実数値:141(4)-x-140-137(252)-90-123(252)
技:ヘドロウェーブ / ワンダースチーム / オーバーヒート / 鬼火

今期のコンセプト。主な強みは使用経緯の通り。調整はアイアントを抜いておきたかったため火力を犠牲にして最速で使用。ちなみに同族のAキュウコンも抜けてかつ雪を降らせずに済むがヘドウェを確定耐えされるため一方的に有利とは言い難い。技構成はダイアシッド媒体であり安定打点のヘドロウェーブ、無駄な追加効果と技外しがあるが火力のある（当社比）ワンダースチーム。マジカルシャインだと無振りホルードが確2取れないため仕方なし。ダイマックスアイアントをワンパン出来ること、炎技は交代読みかダイバーンでしか打たないことからオーバーヒート。最後にダイウォールの媒体になり、地面との偶発対面や弱保ウーラオスをケアするときに打てる鬼火を採用。基本的にはカビゴンから展開し、隙を見てダイマックスをし全抜きを目指していく。パッチラゴンやウーラオスと打ち合いながら火力を上げられること、素のsが低い為ダイジェットを撃たれづらくダイマを切りあった後にsを逆転させる動きが特に強かった。ストッパーに入れられがちな襷ホルードにも化学変化ガスのおかげである程度体力を残しておけば勝てるのも良かった。構築に地面枠を入れておくとミストメイカー型と誤認させられるかもしれない。

カビゴン
特性:厚い脂肪
持ち物:食べ残し
性格:腕白
実数値:267(252)-130-128(252)-x-131(4)-50
技:空元気 / 地震/ 欠伸 / 守る

テンプレの残飯カビゴン。アシレの熱湯火傷やゲンガーの鬼火ケアの空元気、ゲンガーやパッチラゴンへの打点として地震を採用。中盤まではラム持ちが少なく欠伸をしてるだけで終わる対戦もそこそこあった。有象無象を受けてもらいたかったためHBに寄せたが、終盤がアシレーヌcに振るケースが多くなっていたためもう少しⅮに寄せてもよかったと思う。催眠ゲンガー使いは馬鹿なのか催眠を当てた後何故か引かないので適当に地震や守る押してたら負けなかった。

悪ウーラオス
特性:不可視の拳
持ち物:拘り鉢巻
性格:陽気
実数値:175-182(252)-121(4)-x-80-163(252)
技:暗黒強打 / インファイト / 毒突き / 不意打ち

こちらもテンプレの鉢巻ウーラオス。フェアリーへの打点として毒突き、ドガスの狩り残しを縛れる不意打ちを採用。基本選出と書いているが正直変えてもいい。

＠3に求めるもの
①モロバレル鴨れる
②リザードンに強く出れる
③鉢巻ラオスと一緒に受け回しを崩せる
④ホルードやドサイドンといった地面のアタッカーに強く出れる

終盤勝てなかったのはモロバレル入り、リザ＋受け、ダイマックス切ってくるホルード等に対して上手い処理ルートを作ることが出来なかったからなので、もしこの並びを参考にする人がいたらそこらへん綺麗に組めればいいと思う。

追記 サンプル構築